きままなアラカルト

きみと追いかけてゆける風が好きだよ

Endless SHOCK 梅田芸術劇場

日本一取れない舞台と有名なEndless SHOCKのチケットが見事当選したので喜び勇んで行ってまいりました。


初Endless SHOCK
今年はジャニオタ元年と言ってもいいくらい充実してる気がする。


とはいえ、さすが日本一取れない舞台。
私が座った席は3階席の、通常だと見切れ席と言われる席での観劇でしたが、その席からでも迫力が凄かった。


単純に何回フライングするの??どんだけ高い階段から落ちるの??(私の想像では10段程度の低い階段だと思っていました)LEDド派手だな!!踊らないとコウイチは死ぬの??(実際亡霊になっても踊ってましたが)等々、これでもか!これでもか!!と詰め込んだ欲張りなギラギラした公演ではありましたが、なんて言うんでしょう。
一番圧倒されたのは、肉体の発する熱いエネルギーと言うか。


Endless SHOCKが演出、磨き上げられたパフォーマンスありきで成立、成功を収め続けているロングラン公演だということは実際にこの目で観て理解しましたが、そのうえでも演出云々が無くても、この人の推進力には気圧されてしまうんだろうな・・・という気にさせられました。


話は飛躍しますが、技術がいくら発達して、夢のような演出、非現実的な空間を作り上げられる日がやってきたとしても、最終的に人の心がこの上なく魅了されてしまうのは人間の放つアナログな「圧」なんじゃないかなと思いました。
それは適性、才能、見えない努力であったり、技術、習得した様々な力、それらが放つ目に見えない熱量に人は惹かれてしまうように感じました。


それはさておき。

舞台の裏側が見える席だったので光一さんがフライングする際、Jr.が背中に装着する様も見えるのですが、とにかく背中に一本ワイヤーを付けただけのフライングがこんなにも怖いとは・・・!

いや、光一さんは涼しげな顔でフライングしているわけなんだけど、(むしろラストの内くんとふたりで太鼓を叩く場面の方が緊張した面持ちをしていた)私がびびりなだけなんだけど、ハーネスなしのフライングって見てるだけで怖い。
凄いけど怖い。

しかも、梅芸の3階席に初めて座ったんですが、めちゃくちゃ高いんですよ。
目線を少し上げるだけでシャンデリアだし。

ラストの梯子を用いた長時間空中滞在フライングはめちゃくちゃ近くて、いとも簡単に4つの梯子に交互に飛び移ったりしているコウイチに、なぜか私が手に変な汗かきました。
ど素人丸出しの感想だけど、よくワイヤー絡まないな・・・と、ものすっごくドキドキドキドキしながら見てたし、不思議でなりませんでした。

極めつけは、天井まで飛び上がったコウイチが近くで見える席だというのに、それなのにみなさん最後には普通にスタンディングオーベーションをするのでえっ!?まじ!?やるん??こわ!!と思いましたw


実際に観るまではちゃんと見えるのかな~ちゃんと楽しめるのかな~と不安もあったのですが、3階席の見切れ席でも下手な舞台を観るより十分楽しめたのものの、やっぱりセンターで観たいなーとすごく思いました。
2階か3階席のセンターで観たい病w
でも、リピーターなら、1階席の通路席とかがいいんだろうなーと空想したりしてw


というか、鬼に扮したコウイチがもうめっちゃすきで・・・!
えーーーー近くでそのオーラ浴びてみたい~~~やられたい~~~ってなっちゃいましたよw


正直、話の展開にはエ?ちょっと待って??っていうことも多いんだけどw、ダンサー大勢引き連れての一糸乱れぬ群舞はものすっごく興奮しました。
たのしかったなあ。
ほんと踊って無いと死ぬの?(2回目)ってくらい劇中劇で様々な舞台設定で、様々な衣装でノンストップで踊り続けてくれるの最高。

まだ踊ってくれるの?まだやるの??ってこっちが思うよりも先に次々に衣装が変わり、踊る、を繰り出していくんだもん凄い。
マジックみたい。
堂本光一ってどうなってるんだろう。すごい。


構成的には若干KREVAの音楽劇と似たところあるのかも、なんてとふと思い出しました。
通りで私が好きになる舞台なわけだよ!(余談)


物語の内容的には、生き馬の目を抜く芸能界で生きて行くこととは、煌びやかなステージの裏側にある孤独、苦悩、悲劇、ああおたくが好きな話だ・・・と思いました。
ピクグレほど闇を深くえぐってはいないけれど、ドキッとはしました。


おたくといえば、階段落ちでコウイチが血まみれになるのがやばかった。
ジャニタレの顔半分、鮮血に染まってるってまじでやばい。
ヘンにドキドキしました。
見てはいけないものを見てしまったかのような、裏側を見てしまったかのような、目を逸らしたいのに見たい気持ちもするような、なんて言うんだろう、理性と本能がせめぎ合うみたいな、嫌に興奮している妙な気持ちでした。


ド派手!!なんかよくわからんけどぶっとんでる!!頭で理解するより感情が好きって言ってる!!曲が良い!!ひたすらダンスで展開を繋ぐ!!フライング大盤振る舞い!!そういうわかりやすい派手さ、理屈よりも勢いで押していく強引な力強さに私はSHOCK
もうひとつは、また知らない自分の感情の揺れ動きを知りSHOCK


このふたつの衝撃がありました。


初めての現場って楽しいことはもちろん、発見がたくさんあって面白いな!