きままなアラカルト

君に決めた!ジャニーズ現場散見録

私が初めて追いかけたいと思ったジャニーズアイドル田口淳之介

吹雪で欠航、遅延の相次ぐ新千歳空港から予定の8時間以上かけてやっとのことで地元の空港へ降り立ち、ほっとして、今頃ベスアか~結局録画できなかったな~なんて思いながらツイッターを開いて驚いた。


TLに踊る見慣れない不吉な文字。
「KAT-TUN田口淳之介が来春脱退 事務所も退社」


なんてこと。
どういうこと。
どういう意味。
誰もが想像も想定も何も準備していなかったように、私も呆然とただ立ち尽くした。
どうこうする権利なんてないとわかっているのに、もうどうしたらいいのかわからなかった。


まだまだジャニーズ現場に行き始めて日の浅い私だけれど、遠征してまで見たいと思った初めてのジャニーズアイドルは田口さんだ。
初めて生で田口さんとKAT-TUNを見たのはcomeHereコンの12月30日公演。
恐ろしいほどに等身お化けなモデル体形。
長い四肢で踊り、笑顔がとても魅力的だけれど、踊るときはニコリともしないクールで美しいこの人を応援したい、そう思った。


そう思ってようやく巡ってきた今年の5月のquarterコン。
生まれて初めて田口さんの名前のうちわを作った。
100均で材料を買ったり、カッターで文字を切り抜いたり。
初めて作ったにしては上出来で、この浮かれたお祭り気分が最高だった。
初めてジャニコンのためだけに遠征して両日参加して、今まで遠征してまでジャニコンに行かなかった私の想定外な行動に、私を生まれて初めてジャニコンに連れて行ってくれた人を驚かせたりもした。


欲を言えば主演を務めた舞台フォレストガンプが見たかったけれど、芝居の仕事もできる田口さんのことだからこれから先もファンをしていればいつか舞台に立つ田口さんも見れるから楽しみに待っておこうと、当たり前にやってくる未来を楽しみに、暢気に構えてた。


本当に私は愚かだ。
いつだって、いつか、が来る保証なんてどこにもないのに。
傲慢だった。
ずっとファンを続けられるのは、ファンの意思だけではないことを失念していた。


物語を終えられるのはいつだってファンだと思ってた。
物語の終わりを決めるのはいつだって登場人物たちなのに。


でも、でも、どうして今なんだろう。
なんで、なんでって頭の中でこだましてる。


1日目はぽっかりと穴が空いてしまったみたいに、ただただ空虚で悲しかった。
帰宅して母に報告して「裏切り行為だね」そう言われてなぜか私が傷ついた。
ただ弱々しく「今は怒りよりも辛さしかない・・・」としか返せなかった。


2日目は田口担の方、他のメンバーの担当の方の怒りの声を多く見て、そうなのかもしれないと思って、いっそのこと今すぐ辞めてほしいとヤケになった。


3日目の今日やっとベスアを見た。
どうして今なんだろう、どうして、どうして。って気持ちでいっぱいになった。
どうして。
震える声で謝罪する亀梨さん、いつもは無表情な中丸さんが沈んだ表情でたたずんでいて、ずっと辛そうに俯いている上田さんの姿に、どうしてこうなってしまったんだろう・・・と理由なんてわかるわけがないのに、どうしてで頭がいっぱいになった。


でも、もうKAT-TUNには戻らないと宣言する田口さんの表情は硬く、もう戻ってくることはないのだと感じてしまった。
ベスアを見るまでは、もしかしたら、まだ彼の中に迷いや可能性が残っているんじゃないか、なんて思っていたけれど、田口さんの決意は固く、謝罪し、俯くメンバーに対し固く結ばれた口、声と瞳がKAT-TUNという夢から覚めたと、夢の終わりを告げていた。


でも、どこにそんなきっかけが転がっていたの。
私にはわからなくて、混乱する。


最近気になっていたのは、キャラ作りを間違えたなあって笑って話すことが多かったような気がしたけど、苦しかったのかな。
もしも本当に苦しかったのなら、そんな本当は心のどこかで苦しみながらもいつだって寒いギャグと、うえぴーって可愛いあだ名で笑って、おどけて見せるあなたを好きになった私はどうすればいい?
もしデビュー当時に戻れるならこんなキャラにしないなんて笑ってたけど、もし三枚目キャラじゃなかったら脱退なんてしなかったのかな。
でもそしたら、今の田口さんは居なくて・・・。


もう何が間違っていていたのかもわからない。
初めからどこにも正解なんてなかったとしても、受け止めきれない。
本人の生きる道なんだから、ファンが受け止めようが、受け止め切れまいが現実は変わらないけど、アイドルのあなたの続く未来を手放しに信じていた愚かなファンは受け止めたいんだ。


受け止めきれない事実。
それだけが、ただつらい。