きままなアラカルト

きみと追いかけてゆける風が好きだよ

4/23 滝沢歌舞伎2016 夜の部

少プレで見聞きした程度の知識で行ったので、ほぼ初見状態で観てきました。

行く前から薄々察してはいたけれけど目の当たりにしたときの衝撃足るや。
ええ、ものすっごくぶっとんでましたとも!!w
笑ってはいけない滝沢歌舞伎2016でした。
常人には理解できない世界だから(?)見終わった後の疲労感がすごかった。。。
けど、人生で1度は経験しておくべき異世界だとは思うので自担が出る際には是非観に行っていただきたいです。何目線。

ゆるーく感想。


・春の踊りいにしえ
OPが最高に好きで、舞台の左右にスクリーンを3枚ずつ奥から大中小と置く奥行きの出し方!
ステージもせり上がるし、最後にはタッキーがフライングで前に出てくるの、と、飛び出す絵本だーーーー!!2次元が3次元になったよーーーすごーーーい!!って思ってしまうあたり、己の中に脈々と流れるアニオタの血の濃さを感じましたw


・Maybe
モノクロの映像に手話の振り付け。
このシンプルな演出が手話という静かなコミニュケーションとの親和性が高くて良いなあと思いました。
これは普段手話を使って会話をしない私の勝手なイメージだけど、手話の繊細なイメージとモノクロの演出とすごく合っていた。
実際に踊る健くんも見たいけど、後ろの映像もかっこよいので目が足りない。


・4騎士
突然の殺陣コーナー。
ここからわりと不穏な空気を感じ始めた・・・w


・お化け
脈略もなくJr.が怪談を朗読し出し突然の江戸時代到来。
椅子から転げたり、発狂したり、大スクリーンにグロ画が流れたり、雪女が客席通路に大量発生したりするので、アイドルとは??そもそも私何しにここに来たんだっけ??って我に返る。
みの吉が女の顔を切り刻んで殺し、雪女として化けて出てくる、という話、だったはず(うろ覚え)。

なぜ顔を切り刻んで殺す必要が・・・?と考えると顔が好きな所謂顔ファンの私はぞっとするものがあるなーと思いました。
でもジャニ界って顔面美に対する怖い話をやりたがる節があるような気がして、ジャニーズあるあるなのかなーとも思ったり。ドリアングレイ然り。
一部だけれど、殺人鬼役を歓迎する風潮も、闇堕ちを歓迎する風潮も、歪んだ顔を見てみたい、ある意味顔面を切り刻むのと同じ、美貌を歪ませる方向では似ている気がするし・・・。
そういうのってどこかでリンクしてたりするのかな。
・・・なーんて、そこまで深い趣旨はないんだろうけど、考えてしまいましたw

この演目はホラー系、グロ系が苦手な人は顔を伏せてたし、突拍子なさすぎて笑ってしまう客も出てきたり、演出も客も全体的に非常にカオス。

あと、ひと段落ついた後、ここにもまた犠牲者が・・・みたいな煽りで次の健くんのダンスソロに入るんだけど、健くんの衣装もセットも洋物だし、直接的な繋がりのある話もなく、謎だった。。。
傲慢そうな王だったし、女性をとっかえひっかえしてる王だったのかな・・・?

前振りいらなくない?と思いつつ、今更細かいことを気にしたら負け!です!w


・MASK
健くんのダンスソロ!
登場したときの玉座に目を閉じてしなだれかかるようにしてるの、スーパーショタい。
シエル坊ちゃんみたい・・・!とか思ったり、靴が片方脱げかけてるとかだとさらにショタみが増すと思ったりした(ショタではない)。
V系の匂いを感じました!行ったことないけど!
闇堕ち!健くん!
怪我を感じさせないくらいにダンスがキレッキレでかっこよくてすっごく好きで、食い入るように見てたんだけど、超超個人的に観てて気がついて愕然としたのが、私が好きになる人、闇に堕ちたがる傾向がある・・・。


・変面
楽しみにしてたんだけど、変面の面って布製だったんですね!無知!
面の変わる瞬間をこの目で見ようと思ったのですが追いつかなかったw
ただ面を何枚も重ねてるから、最後の1枚になったとき口元が呼吸するたびに浮き上りを繰り返してるのを見てライブ感を味わいましたw
変面を見ていて思ったのが、タッキーってもしかしたら歌舞伎、というより京劇テイストが似合うような気がしました。
京劇メイクも見てみたいな~。


・腹筋太鼓
21世紀の拷問危惧。
アイドルの半裸キャ~~~~/////!!!っていうよりも、肌色の圧がすごい。
そして90度角で縛り付けられた状態で太鼓叩いて、360度ぐるぐる回転しながらひたすら太鼓叩いてるアイドル・・・。
え、これどういう気持ちで観たらいいの・・・?って非常にハラハラした。
向かい合わせに太鼓があるのでタッキーが太鼓を叩くと三宅さんの体全体に響いて体が揺れているの見ると、足大丈夫かな・・・って思うくらいには私は過保護。


・浮世艶姿桜
これほど名前と内容が一致してないタイトルもない。
だってセグウェイ群舞だもん。。。
セグウェイでタッキー中心にJr.とシンクロナイズドスイミングみたいな、群舞をしだすんだけどタッキーだけハットのリボン部分が回転するLEDになっててシュール。
タッキーにだけUFO飛来してて笑ってはいけない滝沢歌舞伎。

ところでセグウェイといえば先日のNEWSコンでもセグウェイ登場していたし、今度のJUMPコンでもセグウェイ待ったなしだな!!と思いました。
なによりこれだけ台数あればJUMPに貸し出し可能だね!


・楽屋
公開化粧コーナー。
三宅さんのお化粧過程、見れるの楽しみにしてた!!

下地を顔に塗っていくときの手つきが強く叩く感じではなくて、浸透させるみたいに肌に押し込むようにしていたのが、さすが美肌先生!と思いましたw
それから、たぶん髭を消すため?に口元に何度もおしろいをはたいてたけどおしろいでは隠れないよ!ドーランだよ!!って思ったりw
まあそういうこともやってたのでタッキーがほぼ完成したときには三宅さんはまだ眉なしだったりして・・・w

あと、うちわで扇いでるJr.に指示をしたり、談笑したり、Jr.が健くんの後ろから確認するみたいに鏡越しに顔をじっと見たり、なんだこれ。めっちゃかわいい。

タッキーとのトークでは、タッキーの顔のどのパーツが好きかという話で「鼻」って答えてて、ただならぬシンパシーを感じました。
かつらをかぶる前フリーザみたいって言い出すところ、36歳みを感じた。
でも、楽屋で三宅さんがタッキーの子タッキーを触ってくるっていう話を聞いたときはえ?ほんとに36歳??ってなった。


・男女の舞
羽衣伝説。
女形タッキーから羽衣を奪って押し倒すときの三宅さんの顔、ひたすらに雄だった。震えた。


・蝶の戦い
三宅さんの蝶メイク、なにが正解かはしらないけどぶさいくでw、健くん蝶に生まれてこなくて良かったね!って思いましたw
やーもうぶさいくで可愛かったよ!!!
ちっちゃい狛犬みたいになってたw

三宅さんの顔のサイズとパーツと隈取が派手さがアンバランスなのかなあ。
ちなみに鼻の穴も黒く塗っててえ、そこ塗るんです???って思ったw

ご多分に漏れずタッキー蝶vs三宅健蝶の戦いは意味がわからなかった。
毒?の鱗粉浴びて倒れるシーン、上から大量の紙が落ちてきてあれ本当に重いんじゃないかと思うし、下手したら窒息しそう・・・っていう恐怖を感じた。


・鼠、夢小判~笑いあり、涙なし~
吉本新喜劇みを感じた。
少クラを一時見ていたのでJr.の内輪ネタにもわりと笑えました。
深澤くんが大活躍していたので爪跡残せるという意味ではw良い役もらったねー!と思いました。

個人的な話だと、ばら撒かれた小判が時差で上から降ってきて前髪を強打してきたの、紙製小判なのに痛くてびっくりしたw
それから、ラストの水のかけ合い、上から大量の水が落ちてくるの、これテレビで見たことあるー!と思い出しました。
ステージでバケツプールかな??ってくらい舞台上に水を落としてくるの凄い。
なにを見てるんだろう・・・状態だし、これはアトラクションかな??とも思うし、舞台とは??とも思うし、ジャニーズに既成概念無しw


・WITH LOVE
・Love
ここで突然の洋物。
ミュージカルのフィナーレ感。
しばらくLove中毒が抜けませんでした。


頭の中どうなってたらこんな舞台作れるの??っていうくらい、ぶっとんだオムニバス?でしたw
これだけ色んな面を見せればどれか引っかかる部分あるよね?っていう見本市でもあるのかな。
とにかく、滝沢歌舞伎、気になるジャニタレが出演する際には是非観に行ってほしいし、あれはなんだったんだ??感を是非味わってきてほしいですw