きままなアラカルト

きみと追いかけてゆける風が好きだよ

Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES

ツアー初日からぽつぽつと参加しています。
今回のツアーは菊池風磨が全面的にプレゼンして作り上げたとのことで、コンセプトやメッセージ性にサマパラを思い出すなあ~と菊池担としてはしみじみと感傷的になったりしています。


ツアーテーマは人生の1ページを切り取る、感情旅行、感傷旅行ということですが、今回主に携わったSexy Zoneは3人東京育ち、1人ドイツ育ちだし、年齢も違うし、私と重なるところなんてないんじゃないかな、共感できないんじゃないかと、ツアーテーマを知ったときは楽しめるか不安が大きかったのですが。。。
特に風磨くんのCocoaは東京育ちではない私にとってそもそも吉祥寺に馴染みもないし懐かしさを感じさせる記号ではないし、どう聴いたらいいのかわからなかった。
でも、ツアーに入ってなるほど!と思ったのです。

私たちの記憶を揺さぶってアジテーションしてから、自分の過去を歌う流れ、膝を打った。
彼の強気さと賢さとさりげなく繋がりを作るところ、菊池風磨の感情的でロジカルでロマンチストなところが垣間見えて最高で、理解した瞬間感動した。
私は菊池風磨表現者として見ているところがあるので表現者でありアイドルである、相反するふたつを楽しんでいる菊池風磨が好きだから、稀有なアイドルを見つけられたことにもう何度目かわからないけど嬉しくて心が震えました。


また、今回のツアーは過去を振り返るだけではなく、生まれ、性別、年齢、過去、経験全てが違ったとしても、誰もが経験するこれからを生きていく自分探しの旅という普遍的なテーマも見える、コアにも楽しめて、本人たちも言っていましたが精神年齢が大人だなと改めて感じました。
もっともっと大人たちがSexy Zoneの公演を見に来るようになったらいいのにな~。


公演内容は、小学生~就職~結婚という『ぎゅっと』で言うところの「普通に就職してだれかと結婚して 普通に帰って普通に眠る」を経て、ごく普通の人生を歩むものの、『CRY』で「もがき続けて探し続ける 確かな自分を」と苦悶して本編が終わる。
そこから面白いと感じたのが、会場のアンコールを求めるSexy Zoneコールで『Sexy Zone』を歌って、「あともうちょっと本当の君でいいじゃん」「何者にならなくてもいい キミはキミだよそうでしょ」と歌う。
なんだか、自分らしさって、生まれてから死ぬまでの一生の中で無限に生まれていくもので、らしさや何者なのかを決めるのは所詮周りの人間に過ぎないんだということを改めて教えられた気がしました。

この後半からのメッセージ性の強さから、希望と未来と愛がキラキラしていてこれからの時代を創るのはSexy Zoneだし、やさしい時代にしような!と思わせてくれるからSexy Zoneは賢くてあたたかくて素敵だと思わせてくれる最高のグループだと再認識できて好きが止まらなかった!


あと、今回のツアーで強く感じたのは5人にとってSexy Zoneというグループが家族のような存在になったのかなと思えたこと。
得てしておたくはグループを家族に見立てがちではあるのですが、今回のツアーを見ていると自然に家族みたいな場所なのかもと思えました。
外では求められる人物でなければ居場所はないけれど、Sexy Zoneというグループ内では5人の居場所がないことはあり得ない。
存在していいと認めてくれる家族のような居場所が今の5人にとってのSexy Zoneというグループなんだろうなと思いました。


最後の待っていることを表現するアニメーションに、表立っては口に出さない4人から松島君への深い愛とSexy Zoneファンに対する愛にも心打たれて、今は寂しいけれどこれも1ページで、次のページには5人で揃った写真になるんだよねと希望も見せてくれて、それぞれ感じたことは違うと思うけれど最後までもが感情旅行でじーんとさせられました。


生きていくことは辛いことも楽しいこともあって、全てが感情旅行。


全てを楽しむ余裕はまだないけれど、私は当たり前に5人が笑い合える日が戻って来ることを待ち続けるよ。