きままなアラカルト

きみと追いかけてゆける風が好きだよ

1/8

ドームコンサートの感想書きたいな~と思いながらも、ずるずる先延ばしにし続けて久々のブログ更新がSexy Zoneのエースにして要、中島健人の脱退のことになるなんて。
誰かを傷つけたいわけではない、発表から一夜明けた菊池担当のとりとめのないぼやきです。


30歳を節目にする人は何人も見てきたし、ケンティーもよく口にしていたからまさか辞めるの?と常々頭をよぎってはいたけど、ドームコンでの挨拶を聞いて、よかった!辞めないよね!と確信を持ったからほっとしていたのに、

「アイドルは辞めないけどグループは辞める。」

なるほど!そう来たか~~~~!予想だにしていなかった変化球。凡人の私はGo to hell


嫌になる。
思い出す。不可思議だった点と点が線になって、脱退の答えに結びついていく感覚の再来。
30周年には俺と中島は40代だしギリ行ける!と言ったとき、ケンティーは飽きれたような顔をして笑ってた。
頷いてくれよって思ったけど、気にしないふりをしてたけど、もうそのときには答えはあったのかもねそう思うとつらい。
この世界が、ネガティブで根拠が無いものを信じない風磨くんが信じていた「隣に中島が居る未来」がない世界だったなんてどんな鬱展開??


茶化して鬱展開なんて表現したけど、単にケンティーが自分の道を自分で切り開いていける人という事実なだけだとわかってる。
その強さがあったから、右も左もわからない幼いメンバーがいるグループを引っ張って行ってくれて各々が成長した今日があるんだとも理解している。


私は勝手だなあ。
都合の良いときにだけケンティーの強さをグループに利用させてほしいと思ってるんだから。
単にお金を払って時間を費やした対価に、提供されたものを味わうことしか許されていないのに、人生の選択に口を出して。


でも、私は自担を物語の主人公として見てしまうから、なんつー物語だよと思う。
創作物の鬱展開の方がよっぽどいい。理由がわかりやすく書かれていたりトラウマが起因していたりで理解できるから。
理解できないことがあって当然のなのが生身の他者であり、それぞれの人生なのに。
すっぽり抜け落ちていた。
こんなに君に夢を見て、勝手に期待してたんだってことを思い知る。
今のSexy Zoneに叶わないことなんてないんじゃないかって馬鹿みたいに夢想していたから。


私は初めて入った5周年ツアーで風磨くんはSexy Zoneと両片思いをしているんだなあと、そんなことを思った。
今は両思いだし、むしろ今じゃ風磨くんの愛情が重すぎるぐらいだよね~なんて思っていたけど、もしかして、片思いだった?
なんで願いは届かないんだろう。


どうして君はこんなことになってもまだ夢を見ようとすることができるんだろう。
君が思い描いてきた夢はどれも目の前で消えていったよ。
それでも君は一生懸命足掻いてる。
どうしてなんだよ。
辛いだろ、なあ。なんで応援しちゃうんだ。
なんでわがままでごめんって言うんだ。君にはわがままになっていい権利があるよ。
人生掛けて人生背負い合って共に生きてきた同じグループのメンバーだろ。


唯一人生でうまくいっていないことはグループのことだって言ってたけど、本当にそうだ。
波乱万丈なグループだし、各々力をつけてきたし、辞めたって諦めても仕方ないよねって納得してくれるだろうに。
それが悔しいのか、マリウスが卒業したときに話していたようにグループを残す責任感を感じているからなのか。
私にはわからないけど、めちゃくちゃな理論だけど、それでも物語のエンディングには風磨くんが居てほしいから嬉しいよ。
複雑な気持ちもあるけど、ありがとうの気持ちは強くある。


普段、やれSexy Zoneは二次元みたいだ創作物みたいだと騒いでいたくせに、なんで同じ世界で生きてる人間だと思ってしまっていたんだろう。
同じ時間の流れの中に居ないのは感じていたのに。
ステージに立って生きる人の時間の密度はたぶん私には想像できないほど凝縮されたもので、パッと咲いて次の道に進んでいく。
アスリートにも似ている。頂上を目指し成功を収め、次の道に進んでいく。
それなのに自分事みたいに、きっとグループが終わる最後のときまでのんびり一緒に居てくれると勝手に思ってた。


アイドルグループから出て、1人でアイドルするって何なんだろう。
スケジュールの足並みが揃わなくて断った仕事があったのだろうか。
グループを抜ければ受けられる仕事がたくさんあったんだろうか。
このダンススキルでは世界は目指せないと思ったのだろうか。
それなら世界なんて目指さなくていいって思うのは無責任なおたくのわがままでしかないし、彼らの自己実現が叶わないとグループ活動自体の意味が無いとわかっているのに、活動内容よりもグループであることを優先してほしいと願うほどにグループを愛してしまったんだよ。
こんな馬鹿なこと口にするほどに好きになってしまったんだよ。
かけがえ無く思っているんだよ。


愛を盾にして身勝手な思いを吐き出して、おたくは怒ったり泣いたり悲しんでて、滑稽で愚かで最悪だとわかっている。
公式発表してしまったらもうどうすることもできないのに。
誰も君の人生を決める権利なんてないのに。
みんなどうかしちゃったんだよ。
そうなるくらいに君自身だけではなくて、グループにいる君が好きだと言う人がたくさんいたんだよ。
数年前には考えられないほど箱推しのファンが増えた喜ばしいことをこんな形で知りたくなかったよ。


留まり続ける覚悟を決めてる風磨くんとは正反対に君は合理的で賢い。
自分の人生、他人のために生きるわけにはいかない。
大事な決断だ。
今は痛みがあっても、未来では今あの選択をしてよかったと思える結末が待っているのかもしれない。
わかっている。
でも、残される側になる私が夢見ていた未来は消えたから、その賢さと潔さがとてつもなく胸に重く、苦しいんだよ。