きままなアラカルト

きみと追いかけてゆける風が好きだよ

セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト 東京ドーム

Sexy Zoneデビュー12年目冬、夢の単独ドーム公演おめでとうございます。


振り返るハイライト、君とのmoments.Shining so bright. Forever gold.
まさしくツアー名、ザ・ハイライトに相応しい公演でした。
ファーストドームのはずなのに、初めてとは思わせないくらい堂々とドームに立つ姿は凛々しかった。


初めて観た公演、好きになった瞬間はいつまでも色褪せず、むしろ 思い出は闇の中で光る星、当時より美しくなることすらある。
今までを振り返るザ・ハイライト公演は、当時を思い出して恋焦がれ懐古して心奪われてしまうものではなくて、あの頃も輝いていたし今も輝いているでしょ?って振り返る過去を今で包み込んで肯定して見せた。
当時を知るファンも今初めて知った人も、重ねた想いの違いはあれど今の彼らは等しくきらめいていたはず。


公演中、何度か当時を思い出すことがあった。
あの当時、このグループがここまで力をつけて、おこぼれでも記念で与えられたものでもなく、ふさわしい技量と彼らを観たいと望む人が溢れてしまうほど大盛況の中、ドーム公演をしている未来があることを現実的には思い浮かべていなかった。
あの当時、もっとこうなったらいいな~と思っていたことはあったけど、それは私の空想や願望でしかなかったのに、私の願望以上に互いの手を握り続けられる強いグループになっていた。
ドーム公演ができるグループになるという1つの夢だけではなくて、もっともっとたくさんの夢が叶ってドームツアーができているのだと実感した。


1人メンバーが欠けたままでまだ叶っていない夢もあるけれど、時折外野から石を投げつけられることもあるけれど、止まらないでグループを続けることこそが5人で在り続けるために大切なことだとファンはもう知っている。
前に進み続けることが夢を叶える一歩に繋がっていくことだから。
そして、続けてきたからこそ見せられる景色がそこにはあった。
過去の輝きを跳ね返すくらいの力強さとぬくもりと輝かしい未来への希望。全部が詰まっていた。


菊池担として振り返ると、今まで良いツアーだった!!とこちらが思っていても、大きな会場に立てることだけが全てじゃないとこちらが思っていても、風磨君は悔しそうな顔をしていたり満たされていなくて、「俺たちはまだこんなもんじゃない」そんな言葉を口にすることもありました。
そんな日々を経て、風磨君がSexy ZoneSexy Zoneのメンバーの1人として充実した良い顔をして歌って踊る姿が見られたことを心の底から嬉しく思いました。
ああ今きっと幸せなんだろうなって感じました。
もちろん、今までだって幸せを感じることは多々あったと思うけれど、満たされた気持ちが表情や行動に出ていて本当によかったね!!!と爆裂ドでか感情に飲み込まれ脳みそのキャパが埋め尽くされてしまうほど嬉しかった!!!
以前、Sexy Zoneで青春できるようになれたらいいと言っていたけど今回はコンセプトも相まってかなり青春を感じました。
良いことばかりじゃなかった10周年だけど、今までの写真や映像を見返したらいつも自分たちは笑っていたって話していたけど、「重ねたdays 振り返ればいつも笑顔の君がいた」じゃん。
外野に何を言われても思われていたって、本人たちが諦めなくて、お互いの力を信じてきたからこそ、そしてファンもいつか叶える夢を見て応援してきたからこそ実現した、ある意味執念で遂げたとも言えるドーム公演だとも感じました。


菊池担として風磨君の好きなところはたくさんありますが、きっと多くの菊池担もそうであろう夢を語る風磨君が好きです。
サマパラをしていた頃、24時間テレビのメインパーソナリティに決まり夢が近づいていると感じていた頃、夢を語る風磨君はまだ途方も無く遠くの幻想へ片思いをしているようでもあり、その姿も好きだったけれど切なくて。
でも、具体的になってきた今、良い顔をして夢を語るようになりました。
そして誰一人置いて行かない気概でステージに向き合う風磨君が好きです。
今までも言葉でも感じてきたしセットリスト、ステージ構成でも感じてきたけど、ドームでも端々から感じました。
ドームでメンバーたちとの距離が遠くなってしまうのは寂しいと危惧するファンのことを考えて2階席目の前まで上がる特注クレーンと客席最優先の花道の急こう配。
ドームでも近く感じる、遠く感じる、それは使い方次第なんだなと思いました。
ドームはメンバーを遠くに感じて当然。むしろそれを楽しむべし。と思っていたし、ムビステあるかな??ぐらいの気持ちだったので、ドーム構成も奥が深いんだなーと感じたし何より構成からも伝わるSexy Zoneの愛の深さよ。ファンは幸せ者だね。


自担を物語の中心にして観てしまうからなんだけど、今の風磨君すっごく好きなんだよね。
元からあった部分を表に出すようになったりしまうようになったり、ってことで今のアイドル菊池風磨があるんだと思うんだけど、やっぱり人が変わるきっかけというのは、誰と出会うかなのだと痛感する。
メンバーへの接し方も目に見えて変化したし、全てをさらけ出しているわけではないだろうし、その必要性もないんだけど、意外と○○という部分とか、真面目で偏重的な愛()を外にも出すようになったよね。
メンバーは基本的に素直に肯定してくれるから意外性も出しやすいだろうし、激重な愛も受け止めてくれるの嬉しいだろうな~よかったね~とか想像しているんだけど(デビュー当時の星空出してくるの激重でやばいしロマンチスト出てる!!!●ひとみにはロマンチストの星無いって言われてたのに!急に公演内容とクレームを言う発作)。
メディア的には相手に合わせる、場の空気を読んで自分のキャラクターと折り合わせて立ち振る舞うという術を身に着けて、発揮させることを選んだ菊池風磨は最強で。
現にバラエティ界隈でうまく立ち回れて好感度うなぎ上りで、こんな未来が来るなんて!?と本人もそうだろうけど多くのファンも驚きだと思う。
ドラマも2本決まっているし役者姿も見れるしありがたい。


風磨君だけでなく、私から見ていても他のメンバーも変化していて、人は誰しも変わっていくものだけど彼らの変わっていく姿は生き急ぐ姿ではなくて、強さも弱さも手に入れて、生きやすくしていく手段のようで良い変化だと感じています。
ケンティーはこれまでパブリックイメージのケンティーでグループを引っ張ってくれていたけど、最近は弱さを見せられるようになったと本人も自覚しているように中島健人という人間を感じさせてもいいと思える強さを手に入れたように思うし、良い意味で肩の力が抜けたように思える。
多くを望まない控えめだった勝利君は内に秘めてきたであろう情熱を吐露してくれて、次の夢は国民的アイドル、新国立競技場に立つことだと野望を口にしたし、今までの優しい面だけでなく毒舌キャラの面が出てきているのも好ましく思う。
聡ちゃんは療養でお休みしても変わらず、Sexy Zoneとして活動したいという強い気持ちを持ち続けてくれたし、一生懸命で天性のアイドルぶりが更にパワーアップしていて先天的アイドルっているんだな・・・と見るたびに思う。
みんな更に輝きを増していっていて、それはグループだからこそ起きた変化だと思いました。


ファンも年々変化していっていて、自担カラー固定点灯のファンが多かったのが今では最後の挨拶では話しているメンバーのカラーペンライトを変える人が大半になり、些細なことだけど良いなと思います。
担当はいてもグループである以上、他のメンバーのことも思えることは良いことだと個人的に思っているので。
捻くれた考え方もできるけど良い空気だと私は思います。


ところで、個人仕事がグループへの還元になるとよく言われていることだけど、私にはわかるようなわからないような腑に落ちない理論だと思ってきていたのですが、でもSexy Zoneを応援してきてこの理論に納得することができました。
個人活動が盛んになることで他のメンバーにもチャンスは巡って来るし、グループの基盤がしっかりしていれば、ソロで頑張っている姿は他のメンバーにとっていい刺激になり、それぞれが切磋琢磨し合い、互いの長所や短所を理解して尊敬し合える一助になるということ。
特にSexy Zoneは負けず嫌いが多いようだから・・・w昔はよくない方向に負けず嫌いを発揮していたようだけど今は良い方向に発揮しているようなので、ソロで頑張ることが特に向いているグループなのかもしれません。
・・・とは言っても、グループの冠番組欲しいですけどね。


1つの夢だった東京ドームで今ある力を出し切って、むしろそれ以上の力で大きな会場に飲み込まれず、負けず、立てたことはこれから先の糧となり、財産となっていくんだろうなと思うと、ますますこれからも楽しみ。
夢を見せてくれてありがとう。


そして改めて、ドーム公演おめでとうございます。
残り2公演も滞りなく、華々しく大団円を迎えられますように!